福岡空港・国際線旅客ターミナル(福岡市博多区大字青木)の4階プラザで7月4日から、「心を贈る絵手紙交流展~暑中見舞編~」と題した絵手紙の展示が始まった。主催は、福岡空港ビルディングと絵手紙ちくしの会。
同展は毎年暑中見舞いのこの時期に展示会を行っており、以前行っていた年賀状展も含めると今回で8回目。九州各県や山口からもファンが訪れる恒例の行事となった。同会は、絵手紙の創始者である小池邦夫さんから直々に学んだ北島登美子さんが代表を務める。月に1回、福岡南郵便局(南区向野1)の一室を借りて教室を行っている。同会が所属する日本絵手紙協会を通じて、中国やフランスなどでも作品が展示されるほどに。現在は40~70代の女性18人が在籍しており、全員の作品をそれぞれ約30~40点、計700点以上にも及ぶ作品を展示している。
絵手紙は顔彩と和紙や画仙紙葉書を用いて作られており、展示作品には実際にこれから送るものや、一度送った手紙を送り主から再度借りてきたものもあるという。夏野菜やフルーツ、花を描いたものや、皆で動物園に行って書いたものなど、独特のタッチと温かいメッセージが入った手紙や団扇のほか、表面の切手をそのまま絵につなげるなど、アイデア満載のアレンジが目を引く。
北島さんは「絵手紙というのは、楽しく書いて送るのが大事。それぞれに送り合って楽しむことで、どんどん上達するようになるのでは」と話す。
同展は17日まで6時30分~21時30分まで国際線ターミナル、18日~31日は国内線第3ターミナル(博多区大字下臼井)2階ロビーに場所を移し、5時30分~22時に展示される。それぞれ最終日は14時まで。入場無料。26日・27日11時~14時には、絵手紙無料体験教室も開催する。
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