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博多港のランドマーク
博多ポートタワー、開設50周年

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■娯楽施設の目玉として誕生

1964(昭和39)年10月にレジャー施設「博多パラダイス」のメーン施設として誕生した「博多ポートタワー」。高さは100メートルで、1954年に誕生した名古屋テレビ塔、通天閣、別府タワー、さっぽろテレビ塔、そして1958年に完成した東京タワーを手掛けた内藤多仲さんが設計、タワー6兄弟の「末っ子」と呼ばれている。

ジェットコースターやメリーゴーラウンドなどの遊具施設や宿泊施設、演舞場や温泉を盛り込んだ「博多パラダイス」。「当時のタワーには10分間で一周する回転展望グリルもあり、当時を知る世代には、ご褒美として連れて行ってもらえる高嶺の花のような施設だったと聞いている」と福岡市港湾局総務部・総務企画課・企画統計係長の田中秀樹さん。大人200円、中高生150円、小人120円(タワーに上るには別途大人50円、中高生40円、小人30円)と同施設の入場料は当時としては高価だ。オープン時には、当時の人気歌手が歌謡ショーを開くなど、花花しい開業だったという。

開業後は名の通り「パラダイス」な娯楽施設として話題を集めたが、1969(昭和44年)には事業主体が変更し「博多プレイランド」へ名称を変更するものの入場者は減少。1976(昭和51)年、唯一残ったタワーは入場無料の「博多港PRセンター」として開館した。

50周年事業が続々

1991年、複合施設「ベイサイドプレイス博多」がオープン。この影響でタワーには約33万人が来場。2005年の西方沖地震の影響を受け、点検を兼ねた長期休業が強いられるが翌年4月に復活。20079月には当時ベイサイドプレイス博多2階にあった「博多港ベイサイドミュージアム」がタワー1階へ移転するなど、無料施設であることも手伝い、韓国や中国からの観光客も多く、今では年間で約24万人が来場している。

「歴史が感じられる施設。市民の方に気軽に来られる施設に」と今年初めて大々的に周年事業を実施する。市営渡船待合所や、うみなかライン待合所など計10カ所のうち3カ所を巡る「博多港スタンプラリー」をはじめ、10月には展望室で昭和3040年代の博多港の写真を集めた「博多港・今昔写真展」や「博多港」をテーマに作品を募る「博多港フォトコンテスト」、同18日には「50周年記念サンセットクルーズ」などの独自企画のほか、地元で開催されるイベントとの連携も視野に入れながら準備しているという。

展望室をギャラリーとして利用するなど、新たな試みも盛り込む。「今後のタワーの活用の幅を広げるきっかけにもなれば」と田中さん。「海を感じられる観光スポットとして、行ってみようかなと思える施設作りに励みたい」と意気込みを見せる。

博多開港100周年を記念した誕生したマスコットキャラクター「ポートくん」

取材・文/編集部 秋吉真由美

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